SEO対策での強化を測る上で重要な項目となるのが「リンク」です。
しかし、単に一言でリンクと言っても、外部リンクに始まり、内部リンクや被リンクなど種類は様々存在しますが、しっかりとその違いについて理解している方は少ないのではないでしょうか。
本ページにではSEO対策で重要な指標となる「リンク」の種類と違い、またSEO対策で注意するべき点についても、ご紹介したいと思います。
リンクの種類と違いについて
まずは「リンク」の種類を理解しましょう!
リンクとは、大きく分けて『外部リンク』と『内部リンク』に分けられます。
また各リンクの状態を示す言葉に、『発リンク』と『被リンク』があります。
以下ではそれぞれのリンクについて、1つずつご紹介します。
外部リンク
外部リンクとは、自分のサイトやブログから外部のサイトやブログにリンクを貼る行為のことを指します。
つまり、クリックすると自分のサイトやブログとは別のサイトやブログに移動させる役割を持っており、信頼できるサイトやブログへリンクを貼り付けることで、ユーザビリティの向上が見込まれるため、SEO対策としてページ全体の評価も高まると言われています。
外部リンクについては、外部のサイトにユーザーが移動してしまうために多く多用するべきではないという見解もあるようですが、ユーザー目線で考えたときに、内部だろうと外部であろうと詳しい情報が記載されているサイトやブログにリンクを貼ってあげるという行為は、ユーザーに対して非常に『優しい行為』です。
その観点から見ると、紹介したい!すごく詳しい内容が記載されている!というページがあれば、外部サイトでも積極的に外部リンクを使用するべきです。
しかし、なんでもかんでも外部リンクを設定するべきではないことも覚えておきましょう!外部リンクを設置する場合は、あくまで「ユーザーに対して優しい行為」に対して使用するものであり、全く関連性のないページへ外部リンクを設置しても意味がありません。
あくまで「自分が書いている記事から関連性の高い記事へ外部リンクをする」ということが大切です。
内部リンク
続いて内部リンクについてご紹介しましょう。内部リンクとは、自分のサイト内やブログ内へ飛ばすリンクのことを指します。
内部リンクでの最も重要なことは、『関連性のある記事へリンクをする』ということです。
1つの記事で全て情報を網羅して記載できない場合に、内部リンクを貼りユーザーが自然な形でリンクをたどり、情報を理解してもらえるようにすることが重要となります。
わかりやすい例えとして、Amazonがあります。皆さんもAmazonで一度は購入した経験があるかと思いますが、よく購入を検討している商品ページに『この商品を買った人はこんな商品も買っています』というものを見たことがあるでしょう。
あの表示はAmazonが過去の購入履歴を独自に算出した、商品の紹介システムで立派な内部リンク構造です。
よって内部リンクについても外部リンクと同様に、全く関連性の無いページへ内部リンクを施しても意味がありません。
SEO対策を行ううえで重要な内部リンクは、乱発せず、ユーザー目線で考えて設置するべきリンクだということを頭に入れておきましょう。
なお、内部リンクの種類には記事から記事へ紹介するリンクだけではなく、パンくずリストやグローバルナビゲーションや、記事ランキングなどがあります。
サイト内でのリンクを辿ってもらい、アクセスを循環してもらうため内部リンクの設定は非常に重要で必須なリンクだということを覚えておきましょう。
また内部リンクを施すうえで、重要となるのがその『見せ方』です。内部リンクと聞くとどうしても、テキストとリンクを組み合わせた簡素なものを想像してしまいますが、それだけではユーザーにスルーされてしまう確率が高くなってしまいます。
そのために、内部リンクを設置する際は、「ブログカード」というものを実装し、ユーザーの目に止まりやすいような施策をしてみましょう!
「ブログカード」については以下記事で詳細を紹介しています。
発リンク
発リンクとは、リンクを外部のサイトのページに明け渡す行為のことを指します。
昔は、この発リンクを利用することでリンク先のサイトの評価を高めると言われていて、SEO対策としてこの仕組みを利用し、SEO対策専用の外部サイト(発リンクをする専用のサイト)を複数作成し、そこから検索順位をあげたいサイトへ発リンクを施す手法が取られていました。
しかし、近年ではGoogleをはじめ多くの検索エンジンの進化によって、この発リンクの行為が疑われるべき手法となってきています。サイトの親和性にあっていないコンテンツにリンクを設定しすぎると『わざと発リンクを設定し検索順位を操作している』ということで、最悪の場合Googleからペナルティを課される事例が多く存在します。
本記事執筆時での発リンクの効果は、全くなくなっているとは思っていませんが、無闇矢鱈に発リンクを施す行為はSEOにとって逆効果になってしまうということを理解しておきましょう。
被リンク
被リンクとは、発リンクとは逆で他のサイトやページから自分のサイトへリンクを飛ばしてもらうことを指します。この被リンクを数多く獲得することで、Googleから信頼性のあるサイトという認識を持ってもらうことで、検索順位のアップも見込まれます。
しかしながら、被リンクを獲得するということは、数多くのユーザーに対してわかりやすく、かつ簡潔なコンテンツを日々生み出していく必要があります。
また、サイトからの被リンク獲得だけでなく近年ではSNSを利用しての間接的なリンクを獲得することも重要です。
被リンクを数多く獲得したいのであれば、FacebookやインスタグラムなどをはじめとしたSNSを活用することも重要だということも頭に入れていきましょう。
SEO対策では過剰なリンク設定に注意しよう
ここまではリンクの種類について、説明してきました。
各リンクについてはSEO対策を行ううえで重要だということは、もはや説明不要だと思いますが、重要なことは、過剰なリンクの設定はSEO対策にとって逆効果になってしまうリスクをはらんでいるということを理解しておきましょう。
外部や内部のリンクどちらに限らず、リンクというものはあくまで関連性のあるページに繋げるために存在するべきものです。
自分のサイトの有益のためだけに外部サイトからリンクを意図的に設定したりすることはユーザーを惑わす行為であり、かつGoogleからは評価されません。
近年では「コンテンツSEO」という言葉も生まれており、リンクだけではGoogleからの高評価は貰えない状態です。
SEO対策をおこなううえで重要なのは、しっかりとした情報やコンテンツを定期的に発信して、ユーザーや外部サイトから自然な形でリンクを貼り付けてもらうことが最も重要だということを理解しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、SEO対策で重要なリンクの種類とそれぞれの違いについてご紹介してきました。
ブログなどの場合、100記事以上の記事を書いている方は、ページによってそれぞれ関連性の高い記事が必ずあるはずです。
その記事と記事を内部リンクで(ぜひ上記でご紹介しているブログカードを試してください)繋ぐことでユーザーに対して優しい構造を目指してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。